コロナが明け、ファッションの熱が戻ってきた2023年。
2024年はさらにファッションの熱が高まり、楽しくなってきそうですね。
今年のファッションをさらに楽しんでもらうために、2024年のトレンドカラーとファッション・メイクのトレンドをご紹介していきます。
目次
今年のトレンドカラー
今年のトレンドカラーは、
パントンカラー・オブ・ザ・トレンドとして発表している「ピーチ・ファズ」
日本流行色協会（JAFCA）が発表している「ハロー！ブルー」の2色。
ピーチ・ファズ
パントン社が2024年を代表する色として発表した「PANTONE 13-1023 Peach Fuzz」
暖かくて居心地がよく、ほんのり官能的な「ピーチ・ファズ」は、ベルベットのような淡いピーチトーンで、すべてを包み込み、心・体・魂を豊かにする色合いです。
この色は、自分自身に波長を合わせて一人で静かな時間を味わうことで得られる喜びを表現すること。家族や友人など愛する人たちのそばにいたいと願う気持ち。
ここ何年かで大きく変わってしまった社会情勢からなる、以前よりも他人との一体感を求める人々の欲求。テクノロジーや画面越しのコミュニケーションから離れ、直接会って繋がりたいという願望を表しています。
パントン社のカラー・オブ・ザ・トレンドは、ファッションのみならず、家具・工業デザイン・製品パッケージ・グラフィックデザインなど、多くの業界に影響を与えます。
魅力的で、ついつい手にとってしまいたくなる「ピーチ・フィズ」を日常に取り入れてみてはいかがですか？
ハロー！ブルー
日本流行色協会（JAFCA）が発表する2024年の色は「モデレート・ブルー（#4f8bc2）」
通称「ハロー！ブルー」
ブルーは水に恵まれた地球の色であり、平和の象徴でもある色。
知識と知性、冷静さを感じさせる色合いです。
今までは、思うように動けず先の見えない不安に押しつぶされそうな気持ちだったため、包み込まれるような癒しの色や、エネルギーを補給してくれるような暖色系の色が求められていました。
この色は、大変なことが多かったここ数年を経て、ようやく戻ってきた日常。
期待と不安を胸に、新しい時代へ目を向けて進んでいく。冷静さを併せ持ち、未来を明るく照らすクリーンでさわやかな思いが込められています。
その年の人々の心や考えを表す色であり、「ハロー！」と新しい時代を笑顔で歓迎するような、明るく優しいブルーです。
「Y2K」から「Y3K」へ
2024年注目の「Y2K」に次ぐ「Y3K」
そもそも「Y2K」とは、“Year of 2K”の数略。2000年代を表しています。
「Y3K」も同様に“Year of 3K”の数略です。つまり、3000年代のことを表しています。
「Y2K」は2000年代初頭のトレンドがカムバックしたような着丈が短くピタッとした「チビT」や、ローライズデニムなどのスタイルが特徴的なファッションでした。
「Y3K」は近未来的なスタイルのことを指します。
宇宙やAIを彷彿とさせるようなエナメルやメタリック、金属、スパンコールクリア素材のようにギラギラ、テカテカしたような光沢感のある素材感です。
イメージしやすいものだと、K-POPアイドルを中心とした衣装や私服などです。彼女たちをファッションアイコンにしているZ世代から特に人気を集めています。
メイクも同様。アンドロイドのような人間味がなく、肌に膜を1枚張ったようなツルッとしたベースメイクに、AI感のあるメイク。ラメやメタリック系のアイシャドウ、奇抜なアイライン、ラインストーン、ビニールっぽいツヤ感のグロスなどが特徴的です。
「Y2K」のときはギラっとしたグリッターが主流でしたが、「Y3K」はより近未来的な、メタリックなメイクになっています。
近未来の世界が、現実世界にまで降りてきたようにも感じさせる「Y3K」
DIESELなどの世界的なコレクションでもSF感のあるコーディネートが発表され、バーチャルな表現が多用されていました。
少し未来的なデザインが目立ち、コーディネートに取り入れずらそうに感じますが、「シルバー」「メタリック」「クリア素材」などはポイントでいおれてあげればこの夏に活躍してくれそうな予感がします。
日常のコーディネートにほんの少しエッセンスを足すことで、今までと違った自分のスタイルを楽しめるかもしれませんね◎