40代にも差し掛かると子供も高校・大学・成人とだんだん親離れしていきますよね。
子育ても終わりに近づいては来てはいるものの、親にとってはまだまだ可愛い子供。
親から見ればいつまでも自分の「子供」だけど、子供側からして見れば、一人の「大人」として、「人間」として対等に接して欲しいと思われたい年頃でもありますよね。
そんなタイミングで子育ての壁にぶつかる親も少なくないと思います。
私もたくさん悩みながら、試行錯誤を繰り返してきました。
今回はそんな悩める同じ母親達に私が子供と接していく上で大切にしていること。
意識していること。をご紹介します。
目次
自分の子供は一人の人間
自分の子供にはいくつになってもどうしても過保護になり、過干渉してしまったり、心配するあまり否定的になってしまったりしますよね。
自分の子供なんですから当然ですよね。
でも、、成長するにつれ子供にとっては、それがすごく鬱陶しくなったり、うるさく感じてしまいます。
自分の子供として、子供の親として、子育てをしてきましたが、
子供は全く違う人間で、感じ方、興味のある事、価値観や人生観も親と同じレールを進んではいないことに気づきました。
一人の人格として接することで、子供とのちょっとしたすれ違いや価値観の違いも気にならなくなり、広い心で受け入れられる余裕ができるかもしれませんね。
自分の経験を伝えることが大切
周りの母親と自分を比べてしまって自分に自信がなくなったり、引け目を感じてしまったりすることありますよね。
自分の子育ては正しいのかな。間違ってるんじゃないのかな。と思ったこともあるかと思います。
でも、どんな親だって自分の経験してきたこと、感じてきたことなど、生きてきた道しか子供には伝えられません。
それは、その方法しか知らないのだから仕方ないのです。
自分の生きてきた道と、最低限のマナーを伝えることが大切だと思います。
子供の力を信じること、一緒に選択肢を模索していくこと
自分を他の親と比べるだけではなく、子供に対しても周りの子供と比べて色々口うるさく言ったりしていませんか?
心配や焦りのあまり、知らずのうちにプレッシャーをかけてしまっているなんてこともあります。
そして、新しい時代を生き抜く子供たちから色々学びたいとも思っています。
子供達から学ぶことも多いですよね。一緒に模索していくことで互いに成長していくことができるかもしれませんね。
違う対応をしてくれたことも自分の価値観に大きく影響しました。
歩くスピードは様々、子供と歩幅を合わせ一緒に歩くこと
子供達それぞれの性格、向き不向きを理解して誘導してあげることも親としての大切な役割だと思います。
我が家の子供達の話になりますが、
子供の頃から真面目で頑張り屋、組織や輪の調和を好む娘には個人競技は向いていないと感じ、習い事や進む進路にもそれは一貫してぶれないようにしていました。
だからこそ、本人の長所が生かされていましたし、とても充実した学生生活を送っていました。
片や、息子の方は人と同じはつまらない、団体行動は苦手。
幼少期からいい意味でも悪い意味でも目立つ子供でした。
苦悩する事も多く今でも彼の人生にはたくさんの迷いがあるように感じます。
私はこうすべき、こうあるべきと言わず、どうしたい?どうありたい?と内面との対話を重視するよう勧めています。
歩幅を合わせて、一緒に歩く。決して心も置き去りにしない。
親ができることは、子供を信じて何があっても守るからねと伝える事だと思っています。
無理矢理ではなく、本人のモチベーションを上げてあげること
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
この言葉はイギリスの有名なことわざです。
馬が水を飲むかどうかは馬次第なので、人は他人に対して機会を与えることはできるが、それを実行するかどうかは本人のやる気次第であるという意味です。
例えば、子供に無理やり「勉強をしなさい」と口うるさく言ったり、色々な教材を買い与えても子供に勉強する気がなければ全く意味がないですよね。勉強するもしないもその子次第。
成果を出すには無理強いせずに、その子のモチベーションを上げてあげることが大切だと思います。
そして、本当に湧き出た時には、本人が思っている以上の力を発揮すると思っています。
それを心底、親が信じること。
それに尽きます。