皆さんは日頃、冷え対策をしていますか?
暑い日の冷房の冷え・冷たい物の摂取・寒い日の冷えなど、私たちは何かと一年中体が冷える状態にあるため、知らず知らずのうちに体が外からも中からも冷えてしまい、体の不調の原因になっているかもしれません。
そこで今回は、体が冷えることで起こる症状とその対策方法についてご紹介していきます。
目次
女性が体を冷やしてはいけない理由と体が冷えることで引きおこる不調とは
女性にとって体を冷やしてはいけない大きな理由の一つは下腹部にあります。
私たちの体には子宮や卵巣などの女性にとって大切な臓器があります。
この体の中心部分が冷えてしまうことでホルモンバランスの乱れや血流の巡りが悪くなってしまい月経不順や生理痛が重くなってしまう可能性があります。
他にも体が冷えることは、免疫力の低下、お肌のトラブル、体の不調やメンタル不調まで様々な悪影響を引き起こしてしまいます。
体が冷えることは健康にも美容にとってもよくないことなのです。
では、どんな症状が起こるのでしょうか?
身体
身体症状として首や肩のコリ・頭痛・腰痛・肥満・倦怠感などがあります。
また、疲れ・関節痛・めまい・便秘・むくみ・アレルギー・動悸・貧血などの症状がおきます。
美容
お肌の症状としてはニキビ・乾燥肌・くすみ・かゆみなどがあります。
お肌だけでなく髪にも影響があり、白髪・抜け毛・薄毛の原因にもなります。
体調
体温が低下することによって免疫力の低下にも繋がります。
免疫が低下することで風邪や感染症にかかりやすくなってしまいます。
メンタル
自律神経が乱れることで不眠に繋がったり、イライラや、やる気が起きないなどのメンタル不調に繋がります。
女性が冷えやすい理由とは
男性と同じ場所で過ごしている時に男性は暑くて温度を下げるのに対し、女性は寒くて温度をあげるを繰り返すなんて経験したことありませんか?女性が男性よりも寒さをかんじやすく冷えやすい理由は体の構造に大きな理由があります。
ホルモンバランスの違い
女性には月経や排卵などの周期がありますよね。
それに伴いホルモンバランスは複雑に変化しています。ホルモンバランスは自律神経と深い関わりがあるため、ホルモンバランスが乱れることで自律神経の乱れにも繋がります。
自律神経は呼吸をはじめ、体温・血圧・心拍・消化・代謝・排出など、生きていく上で欠かせない生命活動を維持するための重要な役割を担っています。その自律神経が乱れることによって血の巡りが悪くなったり、臓器の不調を引き起こし、冷えに繋がります。
筋肉量の違い
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪が多い特徴があります。
体の熱をつくり出すには、エネルギー代謝が大きく関わっています。筋肉を動かすことでエネルギーを使い熱がつくられます。なので、体の熱をつくり出すためには筋肉が重要になるのです。そのため、筋肉量が少ないことは体を温めるための熱の生産量が少なくなってしまい、冷えに繋がってしまいます。また、筋肉量の少なさは血の巡りを悪くしてしまうことで冷えに繋がります。
体の冷えを改善する方法と対策とは
冷えにくい体を作っていくためには日頃からのケアが重要になってきます。
忙しくて中々時間が作れない方も、できそうなことから少しずつ取り入れて行ってみてくださいね!
食事での冷え対策
暑い日はどうしても冷たい食べ物、飲み物を欲してしまいますよね。
また、体型維持やダイエットのためにサラダばっかり食べたりしていませんか?
サラダには体を冷やしてしまう食材も含まれていることもあるので、体を温めてくれる食材と一緒に食べることを心がけてくださいね。
冷えを改善する野菜としては、山芋・さつま芋・長芋・山芋などの芋類、にんじん・大根・カブ・蓮根などの根菜類、ネギ・生姜・ニンニク・玉ねぎ・ニラなどの薬味野菜などがあります。冷えを改善する栄養素としては、血行を良くするビタミンE・鉄分・代謝を促すビタミンB群・ショウガオール・カプサイシンなど野菜に含まれるファイトケミカル(植物性化学物質)などが含まれているものを選ぶと体の中から温めてくれますよ。
運動での冷対策
冷え対策としては、適度な運動やストレッチも大切です。
ウォーキングなどの軽い有酸素運動や、ストレッチ・エアロビクス・ホットヨガなどが効果的です。20分程度の運動だけでも冷え対策+健康増進にも役立ちます。
また、足の冷えを解消するには、下半身を動かすストレッチ・屈伸・スクワット・ウォーキングなどが効果的です。筋肉量を増やすことを意識して、下半身に少し負荷をかけた運動を行うと、冷えの撃退のみならず、引き締まったお尻やふとももも手に入れることができます。
入浴での冷対策
入浴で冷え対策をする方法は、ぬるめのお湯にゆっくりつかることです。
38~40℃くらいの、のぬるめのお湯に10分〜30分程浸かりましょう。ゆったり入浴することで副交感神経が優位になり、リラックス効果も深まります。
また、半身浴もおすすめです。しっかり湯船に浸かるよりも体に負担がかかりにくいので、ストレス食いが気になる人や、肺や心臓が弱い方におすすめです。適温は浴室が26~28℃、お湯は38~40℃くらいを目安に行ってください。入浴時間は20~30分を目安に浸かりましょう。
アンダーウェアでの冷対策
体を中心から暖めるアイテムとして、シルクのパンツが効果的です。シルクは繊維の間に空気をたくさん含むので、保温性に優れています。また、吸水性・吸湿性・放湿性・保湿効果・抗菌性などの様々な効果があります。機能性があり、履き心地も良くおすすめです。
また、おまたカイロという専用の布ナプキンやパンティーライナーを使って「おまた(会陰部)」を温めることで、体温を上げて体質を改善することを目的としたフェムケアグッズを使うのもおすすめです。
というツボ部分と腰にサンドイッチするようにして冷え対策をしています!
温活で美と健康を
冷えた体を温めることはもちろん大切ですが、それ以上にその暖かさを維持できる体づくり。冷えない体づくりをすることが大切です。
そのためには日常生活の中で体が冷えにくい食べ物、飲み物を意識すること、筋力をつけて基礎代謝をあげていく必要があります。
もちろんいきなり全てを意識するのは疲れてしまうので、今の自分のルーティーワークに組み込んだり、ながら運動をすると続けやすいと思います。
健康的で美しい毎日を過ごしていけるように冷えない体づくりをしていきましょうね◎