突然ですが、意識して口腔ケアしてますか?
何かと悩みが尽きない40代。
虫歯や口臭、歯の黄ばみなど。口腔問題もそんな数ある悩みの一つかと思います。
今回はそんな口腔ケアについて、私が実際に行っているケア方法を含めてご紹介していきたいと思います。
目次
油断は禁物。早いうちからのケアを!
「今まで一度も虫歯ができた事ない」「歯医者にほとんど言った事ない」なんて方も意外に多いんではないでしょうか?
しかし、そんな方達こそ、40代で虫歯になった時は要注意です!
歳を重ねてから口腔トラブルを抱える人は結構多いんです。40代になり徐々に筋肉の衰えやホルモンバランスの変化が起こり始めると、体だけでなく口の中でも確実に加齢が進んでいきます。仕事に子育てに多忙な40代にとっては、疲労やストレスを抱えている方も多く、口腔環境の悪化に密接に影響していきます。そのため、今からすぐにでも口腔ケアに取り組むことをおすすめします。
口腔環境と女性ホルモンの繋がりとは?
口腔環境は、女性ホルモンとも深く関係しています。
生理前や生理中は、女性の卵巣で作られている「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌量が低下することで、唾液の分泌量が減り、口臭が強くなる傾向があります。
また、更年期になることによっても、唾液の分泌量が低下します。唾液は口腔内を潤して、食べ物を飲み込みやすくするのと、潤すことで口の中を自然に綺麗にする働きも持っています。口腔内には腸内と同じように、色々な菌が存在しています。唾液の分泌量が低下すると口腔内の菌のバランスが乱れ、口腔内を綺麗する機能が低下することで歯垢や粘つき(バイオフィルム)が付着しやすくなります。それが蓄積することで、歯肉炎、歯周病、口臭の原因になっていきます。
他にも、女性がやりがちな無理なダイエットも、口臭の原因になりかねないんです!
ダイエット中に食事をする回数が減ることで咀嚼による唾液分泌量が減少して口臭が起きやすくなります。
また、食事制限によって体が飢餓状態になると、血中に「ケトン体」という物質が増えて甘酸っぱいような匂いが口から生じてしまうこともあるので、無理なダイエットは口臭ケアのためにも、体の健康のためにも控えましょう。
今日からできる!口腔ケア方法
病的な口臭の場合は早めに病院にいくことをおすすめしますが、生理的口臭や歯周病などの予防であれば、今すぐにでも始めることができますので、ぜひ今からでもやってみてください。
歯磨きの見直し
すぐ実践できるケアの代表例です!
40代以降は、歯肉炎にかかって少しずつ歯周ポケットが深くなってくる方が多いです。
なので歯垢を除去するだけでなく、マッサージするようにごく軽い力で、歯ブラシで歯茎もブラッシングしましょう。力強くやってしまうと歯茎にダメージを与えてしまうので注意してくださいね。
また、親知らずや、歯を失ったり被せ物をしたせいで、若い頃は綺麗に揃っていた歯列でも僅かにデコボコが生じてきます。そのため歯ブラシの毛先を様々な角度で当てながら歯磨きをすることがポイントです。
歯周病予防・虫歯予防のためには、1日3回が理想的です。時間を取れない方は最低2回は歯磨きを行いましょう。特に寝る前はデンタルフロスや歯間ブラシも使って念入りに行いましょう。
全体を磨いたあと、歯垢が残りやすい歯と歯茎の境目、歯と歯の間、奥歯の噛み合わせ、歯並びが乱れている部分をさらに重点的に磨くことを意識してみてください。私は外出する時は、クリニカのデンタルフロスと薬用マウスウォッシュのconcoolを持ち歩くようにしています。コンパクトで持ち運びも楽ですし、気になった時にすぐにケアできるのでおすすめです。
舌は専用ブラシで
健康な人の舌はピンク色をしていますが、舌の表面が白っぽいと口臭が出やすくなります。この舌苔(ぜったい)と呼ばれる白い汚れは、口の中のはがれた粘膜や細菌の死骸、食べかすなどが付着したものです。舌苔は時間帯や体調によっても付着度合いが変わってきます。
舌苔がついてたら取り除くことと口臭ケアに効果的です。
まず、水や舌磨き用のジェルで舌全体と舌ブラシを湿らせます。舌苔は舌の奥に多く付着しているので、鏡を見ながら舌を大きく出し、舌の奥から手前に向かって磨きます。舌全体を磨き終わったら口をゆすいで、しっかりと汚れを洗い流します。
こまめな水分補給とバランスの取れた食生活を
意外かもしれませんが、こまめな水分補給も大事なんです。口の中が乾燥することでも口腔トラブルに繋がります。
ただし、糖分を含む飲み物は虫歯の原因となるので、なるべく水を飲むようにしましょう。
食事はよく噛んで食べること。玄米や根菜など歯ごたえのあるものを食べると、唾液の分泌が増えて口臭予防となりますので意識して摂取してみてください。
また、先ほどもお伝えしたように無理なダイエットや栄養の偏りはホルモンバランスの乱れを引き起こしますので、栄養バランスのとれた食生活を心がけてくださいね!
歯の黄ばみ対策も忘れずに
歯が黄色く見える要因のひとつに加齢が挙げられます。
黄ばみを取るためにやりがちなのが、ホワイトニング用歯みがき粉を使うこと。一見効果がありそうですが、実は年齢による歯の黄ばみの除去には効果的ではないんです。
ホワイトニング用歯磨き粉はコーヒーや紅茶による着色汚れを除去するためには効果があります。年齢による歯の黄ばみを除去するためには、歯医者や歯科医院でのホワイトニングが効果的です。特に黄ばみが強い方は、ホームホワイトニングとの併用がおすすめです。
歯の黄ばみは年齢を重ねるごとに増していくので、より黄ばみの少ない時期からホワイトニングを始めることをおすすめします。
ストレスも口腔環境の大敵!
口腔環境に影響するホルモンバランスを整えるには、ストレスを溜めないこともポイントです。ストレッチやジョギングなど適度な運動を行ったり、趣味に没頭する時間を作るなど、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。
日常生活から見直そう
加齢による口腔環境の変化、生理前や生理中、更年期など、ホルモンバランスの変化により生理的口臭や口腔トラブルがどうしても起こりやすくなります。
生理的口臭をなくすには、歯磨きや舌ケアはもちろん、生活習慣の見直しなどで口臭リスクを無くしていくことが大切です。
日常生活を見直すことで、口腔環境だけでなく、体の健康にも効果が出てくるので今一度見直してみてください。
ですが、加齢による対処しきれない口腔トラブルや、中々症状が改善しないときは、口内の病気や身体の病気が関わっている可能性があるので迷わず医師に相談しましょう。
表面的な若々しさだけでなく、細かいところもしっかりケアして内側からも健康的で若々しくいきましょう!